ハラスメント問題
ハラスメントの加害者や被害者にならないために
Question
ハラスメントの加害者又は被害者になりやすく注意する必要があるのは、どんな場面でしょうか。
Answer
加害者になりやすいか、被害者になりやすいかは、相手と自分との関係性によって変わります。
著名で影響力があるアーティスト・タレントの場合、プロダクションのマネージャーやスタッフ、共演者、テレビ局等撮影現場(衣装・メイク等を含む)のスタッフ、ファンとの関係では、優越的な立場にあり、相手は嫌でも言いにくく、周囲も注意をしにくい環境なので、加害者になりやすいと言えます。一方、新人・若手タレントの場合には、キャスティングの決定権がある相手に対して嫌と言いにくいため、監督、テレビ局のプロデューサーやスタッフ、クリエイター、共演者、広告代理店の責任者などからハラスメントを受けやすい立場にあります。
また、グループ活動をしている場合、考え方の違いから、メンバー間でハラスメントが起きることもあります。
日頃から自分の立場を客観的自覚して、相手に対する敬意を忘れず、トラブルにならないよう自衛手段(例えば、仕事関係者と過度の飲酒はしない、小さなことでも困ったらプロダクションに相談するなど様々な方法が考えられます)を考えてみましょう。