アーティスト・タレントの
ためのセーフティガイド

同性間でもセクハラになりますか。

同性間でも、性的で、相手の意に反する言動であれば、セクハラになります。下ネタ、性的な質問をする、童貞やバージン等の性的なからかい、笑いを取るために相手の胸や尻に触る、全裸や半裸の宴会芸を強要する、嫌がる相手を風俗店に連れていくなど、昔は世間で見られた光景が、実はセクハラであるということも多々あります。

性的かどうかは、行為者の感じ方ではなく、一般的な感覚で判断されます。自分では性的ではないと思っていても、一般的には性的だと感じる言動であればセクハラになります。特に同性間での下ネタについては、世代間での受け止めのギャップが大きく、若い世代では、下ネタは受け入れられないという感覚の人も多くなっています。異性に対するセクハラには注意をしているが、同性間なら多少許されるだろう、という考え方の人もまだ見られますが、それは時代錯誤の考えだということを認識してください。
また、セクハラとは男性が女性に対して行うもの、との誤解もあるようですが、女性から男性に対するセクハラもあります。例えば、女性が男性に対して「どうして彼女を作らないの？」と聞くことや、ボディタッチもセクハラになることがあります。