アーティスト・タレントの
ためのセーフティガイド

担当アーティスト・タレント（担当マネージャー）が自分にだけゲイであることを打ち明けてくれた場合（カミングアウト）、どのようなことを気遣うべきでしょうか。

基本的には、特殊な配慮をする必要はありません。
ただ、本人の承諾を得ないでその人がゲイであることを暴露することは、絶対に避けなければいけません。これは「アウティング」といって、相手の人格を傷つける行動として、許されないことです。損害賠償請求の対象にもなります。

飲み会の席などで「こいつゲイなんだよ」といって場を盛り上げるような言動をしてしまうケースも想像できますが、そのような行為は暴露された人にとって重大な人権侵害になりますし、知らぬ間に周囲の人をも傷つけたり、不快にさせることもありますので、絶対に避けるようにしてください。また、ゲイなどの性的少数者であることをほのめかすような言動も違法となる場合があるので、十分注意するようにしてください。