アーティスト・タレントの
ためのセーフティガイド

私が出演したライブ映像が、SNS上に勝手に投稿されています。投稿されてしまうのは仕方ないことなのでしょうか。また、何か対処はできますか。

パブリシティ権と著作隣接権の侵害となります。
アーティストやタレントには、パブリシティ権という権利が認められています。パブリシティ権は、アーティストやタレントの著名性に由来し、その氏名・肖像等が有するブランド価値を独占的に利用することができる権利です。
また、アーティストやタレントには、著作権法上の著作隣接権という権利が認められています。これは著作物の実演に関してアーティスト・タレントが独占的に利用することができる権利です。
アーティスト・タレントが出演したライブ映像が無断で投稿されている場合には、パブリシティ権や著作隣接権の侵害となりますので、その投稿の削除を求めたり、投稿者に対する損害賠償請求をすることができます。
削除請求や損害賠償請求等の手続については、誹謗中傷問題（07-001、07-002、07-003）と同様です。
ひとりで対処しようとせず、まずはプロダクションに相談してください。