アーティスト・タレントの
ためのセーフティガイド

何故、マスコミは、パートナーとの関係についてあることないことを勝手に書いたり、勝手に写真を撮ったりすることが許されるのでしょうか。

アーティスト・タレントは世間に顔と名前を明らかにして、世間一般から自分に興味を持ってもらい、それによって生計を立てる職業です。このため、ある程度自分たちの姿や情報が世間にさらされることを受け入れて生活していると見られてしまうことが多くなっています。そのため、例えば裁判をしたときでも、著名なタレント・アーティストであれば、個人的な事柄についても、ある程度世間が興味を持つことは正当だと評価されてしまう傾向があります。有名であるからこそ、逆にプライバシーが保護される範囲が狭くなってしまう実状について不満を感じることも分かりますが、現時点では仕方ありません。

もちろん、度を超した内容の報道等については、法的な手続きをもって対抗することは可能です。しかし、カッとなって突発的に行動することは、いい結果を生みません。一度プロダクションと相談して、心を落ち着かせてから必要な行動をとるように気を付けましょう。
なお、自宅の前や街角などで、いわゆる突撃取材を受けるようなこともあるでしょう。しかし、この場合であっても、怒りに任せて行動したり、無視をしたりするだけではいい結果を生まないこともあります。このような取材を許せない気持ちも分かりますが、ここはぐっとこらえて大人の対応が必要です。このような場面に遭遇した場合の対応についてもあらかじめプロダクションと方針を決めておきましょう。