アーティスト・タレントの
ためのセーフティガイド

何か問題が起きたときにプロダクションに相談するかどうか悩みます。誰にも言わずに解決できるのが一番かな、と思うのですが、どうすればいいでしょうか。

まずはプロダクションを信頼してほしいということに尽きます。プロダクションに隠しておく、という考えが頭をよぎったとしても、あとでプロダクションが隠していた事実を知ることとなってしまった場面を想像してください。その場合の信頼関係は大きく傷ついてしまい、普段の仕事にも大きく影響が出てしまいます。
また、どうしてもプロダクションへの相談に踏み切れない、という場合でも、一人で考えて行動したり、専門的な解決ができない方に相談したりすることが最もよくありません。弁護士など、信頼できる専門家に相談しましょう。

なお、仮に、問題を隠す決断をする場合、その後も、ずっと嘘をつき続けなければならなくなります。しかし嘘はいずれバレます。SNS等が発達した情報社会の中で、その嘘が、本当に誰にも暴かれず、気づかれずに守り通せる嘘なのか、よく想像してください。
あとで嘘が明らかになった場合に、世間からどのような目で見られるか、過去の芸能人が大きく批判を浴びた例を想像してください。